寝室の暖房にケノンヒーター「スグダン」を検討しているんだけどデメリットってあるかしら?
他社モデルと比較したスグダンのデメリットは以下の通りだよ。最大のデメリットは価格が高いことだね。メリットも解説するから、「価格に見合った価値があるか?」「自分の家にあった暖房か?」を検討してみて!
- 価格が高い(最新モデルは89,800円)
- 温度設定できない(6段階の出力設定で調節する)
- リモコンがない
- Wi-Fi に接続する機能はない
本記事では、オイルレスヒーターの購入を検討している人向けに、ケノンヒーター「スグダン」のメリット・デメリットを解説しました。さらに、「スグダンは、こんな人におすすめ」という観点で筆者の考えをまとめたので、オイルレスヒーター選びの参考にしてみてください。
3つの方式で暖めるのはケノンヒーターだけ!
ケノンヒーター「スグダン」のメリット
ケノンヒーター「スグダン」には、以下のメリットがあります。他社のオイルレスヒーターと比較して、スグダンならではのメリットには「★★マーク」を、比較的めずらしいものには「☆マーク」を付けてあるので、参考にしてください。
ケノンヒーター「スグダン」のメリット
- 3つの方式で加熱(輻射熱 + 自然対流 + 遠赤外線) | 部屋と体が比較的早く温まる ★★
- おしゃれなデザイン | 様々なテイストの部屋に溶け込む ☆
- 日本メーカー製、日本生産 | 安心して購入できる ☆
- 本体の片面だけオン/オフできる | 置き場所や用途に合わせて無駄なく使える ★★
- 機能、操作パネルがシンプル | お年寄りでも使いやすい ★★
- ファンが無い | 乾燥しにくく、のどや肌にやさしい。風でほこりをまきあげない。ほぼ無音
- 側面が約60℃ | 赤ちゃんや子供、ペットがやけどしにくい(上部は熱くなります)
- メンテナンスフリー | フィルター掃除やクリーニングが不要
- 灯油・ガスなどの燃料不要 | 燃料補充の必要がない。匂いも出ない。火事の心配がない
「スグダン」最大の特長は、3つの方式(輻射熱 + 自然対流 + 遠赤外線) で加熱する点にあります。他社製品でも、「輻射熱 + 自然対流」「輻射熱 + 遠赤外線」のように2つの方式を採用しているモデルは多くありますが、3つの方式を使っているのは、スグダンだけです。輻射熱と自然対流が部屋を早く暖め※、遠赤外線が体を直接暖めます。
※エアコンのように強制対流ではないので、限界はあります
遠赤外線については、独自の工夫があります。本体両サイドがハニカム構造のパンチングメタルになっていて、中のガラスセラミックパネルが見えるほどです(開口率65%)。この構造によって、熱源からでた遠赤外線が効率よく人体に届くため、陽だまりのようなポカポカとした暖かさを感じることができます。
もう一つのメリットは、おしゃれなデザインです。以下の写真は、筆者の家にスグダン(ホワイト)を置いた写真です。よくあるオイルヒーターっぽいインダストリアルな感じではなく、シンプルでスタイリッシュなデザインなので、モダンやナチュラル、アジアン、和室といった様々なテイストの部屋に溶け込みます。
また、デロンギやディンプレックスなどの海外メーカーが強い中、「スグダン」は日本メーカー(エムテック) が日本で生産しています。筆者が知る限り、他にオイルレスヒーターを日本で生産しているのは、コロナとユーレックスだけです。日本メーカー、日本生産が絶対に高品質とは言い切れませんが、日本製だと安心感がある人も多いのではないでしょうか。
片面だけオン/オフできるのも「スグダン」ならではのメリットです。比較的壁際に置く場合や、目の前に置いて暖をとりたい時には、片側だけオンすることで省エネすることができます。
人によってはデメリットになる場合もありますが、「機能と操作パネルがとにかくシンプル」な点もメリットといえます。以下の図解でスグダンの操作パネルを紹介しました。単純に片面のヒーターを「弱・中・強・オフ」の4段階に切り替えるだけなので、昔ながらの暖房器具を使うような感覚で使用することができます。しかも、タッチパネルやクルクル回すタイプではなく、単純に”押すだけ” の物理ボタンです。このため、お年寄りが使う場合にもおすすめです。また、機能が単純ということは、「機構やソフトウェアがシンプルなため壊れにくい」とも言えます。保証期間が5年※ と長い所にメーカーの自信が現れていると思います。
※レビュー投稿した場合の保証期間。レビュー投稿しない場合は3年保証
3つの方式で暖めるのはケノンヒーターだけ!
ケノンヒーター「スグダン」のデメリット
「スグダン」のデメリットは以下の通りです。
ケノンヒーター「スグダン」のデメリット
- 本体価格が高い (2023モデルは89,800円)
- 細かい温度設定ができない (6段階の出力設定で調節)
- リモコンがない
- Wi-Fi に接続して遠隔操作する機能がない
- 電気代が高い(他社オイルレスヒーターも同様)
最大のデメリットは本体価格が高いことです。暖房効率がアップした2023年モデルが89,800円※、2021-2022年モデルが74,800円※ です。海外メーカー(デロンギなど) の上位モデルと同等の価格ではありますが、安くはありません。「睡眠時の乾燥に悩まされている」「赤ちゃんが生まれたのを機に暖房を買い替えたい」といった強い動機がない人にとっては高価に感じると思います。
※公式販売店の1万円割引が適用された価格
また、前述の通りスグダンはとてもシンプルな製品なので、温度設定ができません。「20℃に設定したら後は自動で温度制御してくれる」といった使い方はできないので、注意してください。例えば、寝室に置いて使用する場合、「就寝30分前にヒーターをマックス(左右ともに強) にして部屋を暖め、寝る直前に中間(右:中、左:弱)に切り替える」といった工夫をする必要があります。
スグダンには、リモコンやWi-Fi 接続といった遠隔操作機能もついていません。このため、「リモコンでこまめに温度設定を変更したい」「帰宅前に部屋を暖めておきたい」という人は、他社の製品を検討してみてください。
電気代については、消費電力を測定して電気代を計算した記事 を書いているので、あわせてご覧ください。また、電気代を心配している人のために、「オイルレスヒーターを一ヶ月つけっぱなしにした時の電気代を計算してみた※」という記事も公開しているので、参考にしてみてください。
※複数のオイルレスヒーターメーカーが公開しているシミュレーションの数値をもとに、筆者が独自に電気代を試算。エアコンとの比較もしています
ケノンヒーター「スグダン」はこんな人におすすめ!
メリット・デメリットをふまえて、筆者が考える「ケノンヒーター スグダンをおすすめできる人」は以下の通りです。このリストに数多くあてはまる人は、オイルレスヒーターの中でも、特にスグダンがオススメです。ぜひ検討してみてください
ケノンヒーター「スグダン」はこんな人におすすめ!
- オイルレスヒーターの中でも、比較的早く暖まるものを探している
- おしゃれな暖房器具がほしい
- 機能とデザインが良ければ、多少高くても問題ない
- 遠赤外線による陽だまりのような温かさが好き
- 遠赤外線パネルヒーターが好きで、オシャレなものを探している
- 遠赤外線パネルヒーターが好きで、高出力なものを探している
- お年寄りにプレゼントする予定
- 片側だけオン/オフする使い方をしたい
- 日本メーカー、日本製の家電だと安心
- 6~11畳の部屋に使用する予定
- 赤ちゃんや子供、ペットが火傷しにくい安全設計のものが良い
- 乾燥しにくく、のどや肌にやさしい暖房器具を探している
- 風でほこりをまきあげない暖房器具が欲しい
- フィルター掃除やクリーニングは面倒でやりたくない
- 灯油、ガスは使いたくない(匂いは出ない。燃料補充もなし)
3つの方式で暖めるのはケノンヒーターだけ!
製品の基本情報(価格、スペックなど)
ケノンヒーター「スグダン」の基本情報は以下の通りです。
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